初めてライブに行ったのは1996年甲子園球場であったサザンオールスターズのコンサート。
当時小学生だった筆者にはちょうど良い、全部の席に椅子があってゆっくりと楽しめるのがライブだと思っていた。
中学、高校くらいから第三次バンドブーム?に乗っかってライブハウスにハマり始めてからは当時大阪港駅の海遊館の真横にあったベイサイドジェニーというライブハウスに、バイトして貯めたお金で通い始めた。
ライブハウスには椅子がないのが常識でオールスタンディングのところが多いんです。
椅子がないけどどうやって見るの?
女性でも楽しめる?
誰から教えてもらったでもなく27年以上ライブハウスに通っている筆者が感じたことをまとめたのでライブハウス初心者の方やライブハウスが好きな方はチェックしてみてね!
ライブハウスに行く時の心得、楽しみ方
ライブハウスはホールなどと違って椅子がないところがほとんどでスタンディングと言われ席が決まっていないのでライブフロア内で自由に観覧できます。
会場の一体感が好きで、メンバーとの距離もとても近いことかとから
絶対にスタンディングライブの方がいい
という人も多いです。
そこでライブハウスに行く時の心得や、気をつけた方がいいことなどを紹介します!
楽しみ方は自由。好きなスタイルで楽しもう!
ライブハウスは席が決まっていないのでフロア内で自由に移動して好きな場所で見ることができます。
ぇ?じゃあどこで見たらいいの?
好きなところでみてください。
前の方で見てもいいし、後ろでドリンクを飲みながらゆっくり見てもいい。
前から5列目くらいまではモッシュ、ダイブなどで踊ったり暴れたりできるエリアなことが多いので体を動かして楽しみたい人は前の方に行きましょう。
ライブハウスが初めての人は後ろで見ろとか前の方は常連しかダメとか関係ない。
バンドのグッズを買って身につけよう!
ライブハウスでは出演するバンドのグッズが購入できる場合がほとんどです。
Tシャツやタオルやラバーバンドなどのグッズを購入してライブで身につけると今日からあなたもライブキッズ!
ただしライブハウスは狭くて着替えるところがないので初めて行くときはTシャツは着れないと思っておいた方が無難です。次回参加するときに着る用に買いましょう!
タオルやラババンなどはすぐに身につけられるからおすすめ!
例えばこんなものが売ってます!
ライブ中は一緒に盛り上げよう!
一般的なコンサートでは演奏と一緒に歌うと、本人の声が聞こえなくて睨まれたりするけどライブハウスは自由な場所なのでバンドもお客さんもひとつになって一緒に歌ったり曲の合間に合いの手を入れたり手拍子で盛り上げよう!
狭いライブハウスで全員でシンガロングしたり大きな輪っかでサークルモッシュができる空間は感動的で何度体験しても何歳になっても楽しい。この部分ではサークルモッシュするとかバンドによって盛り上げ方が違うので慣れていくとわかると思います。
ライブ終演後、メンバーに会えるかも!
メジャーバンドと違ってインディーズバンドならライブが終わるとグッズ販売を自分でやるバンドも多いので推しのメンバーに会えることも。写真は撮ってくれる人もいるので聞いてから撮りましょう!サインもくれたりします!
私はメンバーから直接物販を買うために、グッズの購入は終演後にしてます!
メンバーに会えるけど、さっきまでライブで演奏して体力をかなり使っているので無理な要求や長話は避けましょう。他にもメンバーに絡みたいファンの方もいるので譲り合いましょう。
また、ライブハウスは住宅街にある場合もあり、なかなか推しが出てこないからといって出待ちなど近隣の迷惑になる行為はやめましょう。
ライブハウスに行く時の注意点、マナーなど
チケットの整理番号で入場する順番が決まってる!?
チケットには整理番号と言われる番号が振り分けられています。
ファンクラブ、ライブハウス売り、メンバーから直接購入、プレイガイド、各種プロモーター会員など、チケットの購入先によって入る順番も違います。
ライブの開演1時間前には列ができていることも。
一般的にプレイガイドから購入した方は整理番号が早くても呼ばれるのは最後です。
よくありがちですが入ってチケットの受付を済ませた人から猛ダッシュで前に行って場所取りする人もいます。何も知らずにチケットを購入して、いざライブハウスの中に入るとすでに後ろまでお客さんでいっぱい。なんてことも。
ある程度お客さんが入ってから後ろから前へ行くのは難しいので前の方に行ってちょっとでもメンバーに近いところで見たい方は整理番号の早いチケットをゲットしましょう!
物販(グッズ販売)はライブハウスの外か中かで買うタイミングを考える
ホールなどでのコンサート会場は入場前(チケットの受付前)でもグッズの購入が可能ですがライブハウスの場合グッズ販売のスペースが限られているためライブハウスの中で販売する場合とライブハウスの外で販売する場合があります。
バンドのツイッターなどでグッズ販売の時間を開演前の何時とか、終演後などアナウンスしてくれる場合がありますがそうでない場合は当日現地に行って確認しないとわかりません。
ライブハウスの外で開演数時間前に販売してくれると買ったものに着替えたり持ってきた荷物と一緒にコインロッカーに預けられますが中での販売の場合、先にグッズを買うのか、場所を確保するのかで終演後に購入するのか優先順位を決めておくと良いです。
物販を持ったままモッシュなんてできないよ〜って方は終演後に購入してください!
(モッシュとは何か後ほど説明します)
身軽がおすすめ!持ち物は?
ライブハウスは冬でもかなり暑く、人でぎゅうぎゅうになるので荷物はコインロッカーに預け、手ぶらもしくは携帯だけポケットに入れての参加が◎
コインロッカーの有無はライブハウスによるので確認してください。コインロッカーがなくてもクロークがある場合があります。
私はコインロッカーがない場合駅前のコインロッカーで預けます。
大きめのリュックやトートバッグなどはフロアに持ってくるとめっちゃ邪魔です。身軽に踊れなかったり押しつぶされます。
ハンドバッグなんか持っていった日には全然楽しめません!
スマホもポケットに入れて無くしたことがあるのでどうしてもカバンを持ちたい場合、サコッシュとか小さめのショルダーバッグがおすすめ。
ドリンクも邪魔になったり潰れたりするのでどうしても持ちたい方はペットボトルホルダーを使うとよいです。
タオルがあると汗を拭いたりバンドのタオルならライブ中に回したり掲げたりするのに使えます。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーも引きちぎられたり飛んで行ったりするのでしないのが安心。
メガネ、時計なども飛んできたことがあるので避けましょう。
足元はサンダルだと踏まれて怪我をしてしまったら危険なのでスニーカーがおすすめ。ヒールなんか履いていって誰かの足を踏んでしまったら危険すぎます。
Tシャツ、短パン、スニーカー、タオルのスタイルがおすすめです!
グッズを購入するためのお札とドリンク代の小銭と大事なチケットを小さめのケースに入れるのをお忘れなく!
くれぐれもチケットをコインロッカーに入れたままにしないように注意しましょう!
暴れない日やフェスに扇風機が重宝するかも
トイレは事前に済ませておかないと大変なことに。
キャパが小さめだけソールドアウトしたライブたとせまいライブハウス内が人でパンパンになります。もし演奏中にトイレに行きたくなったら人の波をかき分けていくこととなり、1曲、2曲と演奏中にトイレの中で聞くことになります。
さらに戻ってくるとさっきまで自分がいた場所には戻れないと思った方がいい。
トイレは事前に済ませておくのがおすすめです。
髪が長い人は結ぶ
ライブハウスは人が密集するので熱気がすごい。
冬場にTシャツ1枚でも汗が噴き出ることも。髪がロングの人はおろしていると隣のに人の汗で濡れた腕などに髪が当たったり汗で濡れた髪が他の人の体に張り付き不快な思いをすることも。お団子でまとめるなどのエチケットが必要です。
V系のライブではヘドバンが綺麗に見えるためか髪を下ろしている方が多いですが皆さん近くの人と空間を開けて楽しんでいます。
前方に行くととんでもないことに!
さっきも言いましたがチケットの受付を済ませ猛ダッシュで前に行く人は、全国どのライブハウスに行っても、いつも同じ人がいるなんてこともあるので特に最前列は、
同窓会みたいになってます。
メンバーの近くがいいから最前列に行きたい人もいると思います。
初めてでも最前列に行っていいの?怖くない?
大丈夫です。猛ダッシュして最前列を確保する人も最初は初めて。早い整理番号のチケットをゲットできたら遠慮なく最前列に行こう!
普段見ない顔なので話しかけられて仲良くなるなんてこともあるかも!?
ダイブ、モッシュに気をつけよう!
しかし前の方に行くとライブが始まると慣れていないととんでもないことに。。。
ライブハウスでは前から5列目くらいまでのお客さんが密集しているゾーンを、
モッシュピット
と言います。
モッシュピットでは盛り上がってくると押されたりぎゅうぎゅうになったり、最悪ダイブする人を受けなくては成しません。
バンドによっては押しつぶされて命の危険性を感じることもあるので十分に気をつけてください。
ダイブを受けるのもライブハウスの楽しみ方!
と思って慣れてくると前の方でも楽しめると思いますが、バンドによっては押しつぶされて怪我の危険性や命の危険性もあるので体力に自信のない方は後ろの方で見ましょう。
モッシュピットでは激しいダイブ、モッシュが起こるので一緒に楽しむのもおすすめです。会場が一体となりさらにライブが盛り上がります。
モッシュ、ダイブをする際は他の人に怪我をさせてしまわないように鋲ベルトや厚底ブーツを脱いで常識の範囲内で自己責任んで楽しみましょう!
もし前の方へ自ら行き、自分はダイブなどしていないのにダイブしてきた人のせいで怪我をしてしまっても誰も責めることはできません。
モッシュとは
パンクやロックのライブで巻き起こる、演奏でテンションが上がったお客さん同士が強くぶつかり合って暴れる行為です。
このモッシュがバンドによってはどの曲のどの部分と決まっている場合とそれぞれ自由に暴れる場合があります。
突然ぶつかってきたらびっくりするし家に帰って体を見たら暴れてないのにあざだらけなんてこともあるので怖くて心配だと思った方は端の方に移動して見るか後方に下がってモッシュが終わるのを待ちましょう。
筆者のように普段のストレスをモッシュで発散したりモッシュをすることがライブハウスでの楽しみ方と思っている人もいるのでなくてはならない行為です。
ダイブとは
モッシュからさらにテンションが上がったお客さんが、お客さんの上に乗り波のように転がっていく行為です。ライブハウスでダイブをする人のことを、
ダイバー
と呼んだりもします。
モッシュピットで見ていて突然後ろからダイバーがきたら、ダイバーが転がりやすいように頭を抱えて丸い姿勢になり通らせてあげると喜ぶし怪我の危険性も少ないです。
最前列で見る場合、何人ものダイバーを受ける覚悟が必要です。多いときは1曲につき30人ほど飛んできて曲のほとんど頭を抱えている場合があります。
ステージがほとんど見れなくなってしまいますが、ダイバーが多いライブほどお客さんのノリも良くライブがさらに盛り上がるので、スタンディングライブの場合この、
ダイブは盛り上がりに欠かせない行為です。
もし自分がダイブしたい場合、筆者は女性なので簡単に上がることが難しく、背の高い大柄な男性の肩を叩き(もちろん知らない人でもOK)「上に上がりたい!」と合図すると肩に乗るよう指示してくれて支えてくれます。こうやって肩をかりてダイブするのもおすすめです。
終わった後に会えたらお礼と謝罪を言うようにしています。
ダイバーが危険だと思う方は端のほうに逃げて治るのを待ちましょう。
楽しくライブに参戦するには思いやりが大切!困っている人がいたら助け合おう!
ライブハウスは暗く爆音が鳴っているので演奏中に起きたトラブルはスタッフの方は気づきにくいです。そこでお客さん同士の助け合いが必要になります。
たまにあるのが、靴が1足なくなったとか、靴紐が外れた場合。
靴、メガネ、携帯など落ちているものをを見つけた場合、ライブハウスは暗く爆音が常になっているのでわざわざ拾って届けなくてもその場で上に上げて見えるようにしてあげると持ち主が取りにくるでしょう。
自分のものがなくなった場合も上を見るとそのうち見つかります。
靴紐が外れて結ぼうとしている人を見た場合、
警備員のように囲ってあげると気づいた周りの人も囲ってくれるので靴紐を結び終わるまでモッシュから守ってあげることができます。
体調が悪い人を見つけた場合
端に誘導してあげるか近くにいるセキュリティのスタッフに合図して助けてもらいましょう。転んでいる人を見つけたら手を差し伸べて起こしてあげましょう。男性とか女性とか関係ないです。
もし自分が気分が悪くなった時は知らない人でもいいので肩を叩いて助けてほしいことを合図しましょう。
誰かに当たった場合など
モッシュやダイブをしていなくても密集したライブハウスの中では足を踏んでしまったり体がぶつかったりすることもあります。
ライブに夢中になっていてそうなってしまうことは仕方がないことですが、爆音がなっているなかでもアイコンタクトで謝罪の合図をするだけでもお互いに嫌な気持ちにならずに済むでしょう。
ライブハウスに行く時の心得まとめ
- バンドと一緒にライブを盛り上げる
- メンバーに絡む時は気を遣うこと
- 荷物はコインロッカーに預け、身軽にしておく
- グッズを買うタイミングは開演前か終演後か考える
- 慣れていないと前の方は危険
- ダイブ、モッシュには気を付ける
- 助け合い、思いやりの精神が大事